みなさま、こんにちは

国立がんセンターの発表によると、
子宮体がんの患者数は、
20年前と比べて、
3倍に増えているそうです。

直近のデータ(2015年)では、
毎年15000人が子宮体がんになり、
毎年2100人が亡くなっているそうです。

今回は、子宮体がんのお話です。

子宮体がんの原因は？

子宮体がんの発症には、
女性ホルモンが大きく
影響しているそうです。

月経開始の年齢が早まったり、
妊娠・出産の回数が
少なくなったりすることが
影響していると考えられています。

また、食生活の欧米化による
肥満傾向も大きな要因であると
考えられています。

子宮体がんの早期発見

子宮体がんも、他のがんと同様、
早期発見が何より大切です。

早期発見のポイントとして、
月経以外の出血を
見逃さないこと、
月経の不順に注意することが
大切です。

子宮にできるがんは2つ

子宮にできるがんには、
子宮頚部がんと
子宮体がんの2つがあります。

子宮体がんと子宮頸がんの違い

子宮頸がんの原因は、
主に性交渉により感染する
HPVヒトパピローマウイルスです。
30代から40代の若い女性に
多いがんです。
この予防には、ワクチンがあります。

子宮体がんの主な原因は、

女性ホルモンの乱れです。
40代以降から60代に
多いがんです。
50歳から60歳が発症の
ピークとなります。
がん検診の対象には
なっていないがんです。

このため、発見しにくいがんと
言われています。

子宮体がんチェック
ここで、子宮体がんチェックを
したいと思います。

こんな症状、ありませんか？

① 月経以外のときに
出血がある

② おりものに色がある。
悪臭がする。

③ 閉経後に不正出血がある

④ 30歳以上で長期間
月経不順がある

⑤ 妊娠・出産経験が無い

⑥ 肥満がある

⑦ 家族に子宮体がん・
胃がん・大腸がん・
泌尿器系のがんの人がいる

以上がチェックシートです。
心当たりがある場合は、
一度、受診してみましょう。

特に、不正出血は、そのままにせず
一度受診してほしいとのことです。

遺伝性のがんにも注意が必要です。

リンチ症候群に注意！

がんのリスクを高めると言われる
リンチ症候群

リンチ症候群は、発がんを抑える
ミスマッチ遺伝子の変異で
発症する病気のことをいいます。

リンチ症候群により、
子宮体がん、
大腸がん、
胃がん、
泌尿器系のがんが
起こりやすいそうです。

リンチ症候群の人が
一生の間に
子宮体がんになる確率は、
27～71％となっているそうです。

この病気だからと言って、
必ずがんになる訳ではありません。
しかし、決して低くないリスクが
あります。

遺伝性のがんかもしれない、、、と
心配になったら？

現在では、
遺伝カウンセリング外来、
遺伝性腫瘍外来があるそうです。

これらの専門外来で、
専門医に相談できるそうです。

心配な方は、ぜひ活用してください。

リスクが高い人は？

発症のリスクが高い場合は、
20代～30代から、婦人科を受診する。
大腸内視鏡検査をする。

以上のことを実施してほしいとの事でした。

子宮体がんの治療法は？
子宮体がんの治療法は、
手術が基本です。

手術後の再発のリスクが高い場合は、
手術後に、抗がん剤・放射線治療を
行います。

いずれにしろ、第一選択は、
手術の場合が多いそうです。

最近は、早期発見の場合は、
腹腔鏡手術があり、
体への負担が少なくなっているそうです。

がん治療は、毎年、進化しています。

早期のがんであれば、
手術で治る可能性が高いそうです。

定期的ながん健診、とても大切です。

今回は、子宮体がんのお話でした。

富士少額短期保険株式会社より

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