みなさま、こんにちは

突然ですが、
自分のお葬式について
考えたことはありますか？
お葬式は準備期間がほぼないため、
終活を進めていく中でも
よく検討しておきたいものの
ひとつです。

お葬式とは？

「お葬式」という言葉は、
葬儀の「葬」と告別式の「式」を
合わせてできた言葉であると
考えられています。
現在は葬儀と告別式を
同時に行うことがほとんどですが、
本来では葬儀と告別式は
まったく別の儀式になります。
死者をあの世に送り出すための
儀式を「葬儀」、
故人と最後のお別れをするための
式を「告別式」と言います。

自分がどのようなお葬式を
してほしいかを考えるには、
正しい知識が必要です。
お葬式に関わる言葉について
解説していきます。

火葬

遺体を処理する方法として、
火葬と土葬がありますが、
現在の日本ではほぼ100％が
火葬で行われています。
これは、
墓地や埋葬等に関する法律で
埋葬または火葬は
死亡から24時間後でなければ
行ってはならないと
定められているためです。
一般的には火葬をした遺骨を
お墓などに入れることを
「埋葬」と言いますが、
法律上は遺体を土中に
葬ることを「埋葬」、
遺骨をお墓などに
納めることを「埋蔵」と
分類しています。

宗教的儀式

日本で行われるお葬式の
9割近くは「仏式」です。
それ以外では、
「神式」「キリスト教式」などで
行われます。
無宗教でお葬式を行うことも
できますが、
お墓がお寺の中の
墓地にある場合や、
家がお寺の檀家になっている場合は、
原則としてそのお寺の方式で
葬儀を行います。
また同じ仏教でも
宗派によって葬儀の形は
大きく異なるので、
家の宗教・宗派を知ることは大切です。

通夜

通夜とは本来は家族や親族など、
亡くなった人と特に親しい間柄の人が
夜を通して遺体に寄り添い、
亡くなった人に
別れを告げることでした。
最近では夜の6時や7時頃から1～2時間程度と
時間を定めて行われることが多く、
家族や親族以外にも幅広い間柄の人が
参列するようになっています。
また、仕事などの都合で告別式に代わり
夜間に行われる通夜のみに参列する人も
増えています。

告別式

告別式は亡くなった人に
お別れをするための式です。
現在では宗教的儀式と同時に行われ、
仏式の場合は僧侶が
お経をあげているときに
参列者がお焼香をするのが
一般的になりました。
参列者全員で棺に花を入れて
最後のお別れをすることもあります。

自分でお葬式準備を
お葬式を行うためには葬儀費用の他、
参列者への費用、宗教の費用も
必要になってきます。
また臨終後にはすぐに
葬儀会社を呼ばなければならず、
遺された家族には負担が多く
かかってしまいます。
なるべく家族に迷惑はかけたくない…
そんなときは保険を利用することで
なにかがあったときのために備えたり、
葬儀社で実施されるお葬式の
事前相談に参加したりすることで
自分のお葬式は自分で決める・準備する、
家族への負担を少しでも軽くする
などが可能になります。
また変わり種として、
本人が生きているうちに行う
生前葬などもあります。
希望するお葬式を行えるよう、
今からでも考えて相談してみては
いかがでしょうか。