みなさま、こんにちは
先日、近しい人のお葬式がありましたので、
参列してきました。

その時に、話に出たのが、
これからの手続きについてでした。

落ち着いたら、
きっと、落ち着かなくても
手続きしなければならない事が
意外とたくさんありそうです。

今日は、そんなお話です。

手続きがたくさん

家族が亡くなると、
悲しみの中、様々な手続きが
必要になります。
どんな手続きがあるの？
税金は？
期限は？
権利書の書き換えは？
預貯金は？
戸籍は？

これらを短い期間で手続きしなければ
なりません。

「何回、市役所に行ったか
わからないくらい」とおっしゃる方も
います。

まずは、預貯金の管理から
意外なのが、
預貯金・株式の手続きです。

預貯金については、

金融機関は、死亡したことを知ると
基本的には、
口座を凍結します。

口座が凍結されると、
手続きが完了するまで
お金の出し入れができなくなります。

お葬式の費用を、
故人の口座から、、、と思っても、
本人ではない場合、
引き出しはできませんし、
凍結されたとなれば、
一定期間は、動かすことが
できません。

このような心配がある場合は、
お葬式の費用を準備できる
【葬儀保険】
【死亡保険】がおすすめです。

さて、話を戻しましょう。
金融機関は死亡したことを知ると
口座を凍結しますが、
その口座の払い戻しには、
故人の出生から死亡までの
すべての戸籍が必要です。

ここで言う戸籍とは、
除籍・原戸籍のことをいいます。
この戸籍の収集が
結構大変なのです。

本籍地を変更することは
可能ですが、
故人が生前に本籍地を変えると
すべての本籍地の書類が
必要になるため、
手続きに時間がかかることが
あります。

これらの戸籍が記載された書類を
金融機関に提出し、
名義変更などの手続きをします。
この際、印鑑証明書の取得も
必要になります。

この手続きは、行政書士に
依頼することもできます。

預貯金の手続きは、
半年くらいで完了する必要が
あります。

次に重要なことは、

故人の財産をしっかりと
把握することです。

故人の財産については、
3ヶ月以内に把握し、
もしも相続をせずに
放棄したいのであれば、
家庭裁判所に申し出る必要が
あります。

故人の財産を把握するときに、
注意が必要です。
その注意とは？？

借金も財産のひとつ？？

その注意とは、
借入【借金など】も立派な遺産だと
いうことです。

借入までも把握しなければ
ならないとなると、
すべてを調べるには、
3ヶ月では足りないかもしれませんね。

残された家族が困らないよう、
今のうちから
エンディングノートなどに
財産のこと、
預貯金の情報などを
記録しておくとよいでしょう。

プラスの財産だけが遺産ではありません。
借り入れも立派な遺産です。

路線価図の調査、
評価証明書の取得、
残高証明書の取得、
負債の調査など、、、
様々な遺産の調査や資料集めが
必要となります。

もしも手続きに不安がある場合は、
行政書士や、司法書士に
相談してみましょう。