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葬儀費用、どう備えますか?(葬儀保険・前半)|葬儀保険・少額短期保険会社とは…葬儀にかかる費用の相場はどのくらい?
今まで健康で保険の加入は必要なかった「無保険」の方々が、年齢を重ねるにつれ、葬儀費用などの心配事ができ、加入できる保険を探すことがあります。その時の選択肢の有力候補として葬儀保険があります。
葬儀にはとてもお金がかかるものです。その時になって葬儀費用を用意できるのか、心配な方もいらっしゃるのではないでしょうか。
新型コロナ感染症の拡大により、葬儀の形は大きく変わりました。多くの人々に参列して頂く会葬が一般的でしたが、現在は家族葬が多くなっているようです。いずれにしても、葬儀の費用は数十万円はかかります。もしものときに、せめてお金だけは困らないようにしたいものです。
自分のことだけでなく、残された家族に葬儀費用で負担をかけたくないと考える人も多くいます。そういった人のための選択肢のひとつが葬儀保険です。
高齢化が進む中、近年加入を検討する方が増えた葬儀保険。2回にわたって、葬儀保険についてわかりやすくご紹介します。
目次
葬儀保険(少額短期保険)とは
葬儀保険は、掛け捨てタイプの葬儀費用程度を準備できる保険のことを指し、少額短期保険による取り扱いが一般的です。
少額短期保険は「ミニ保険」と呼ばれ、保険期間が1年もしくは2年の保険です。1年更新の場合、こまめに見直しできるので消費者には安心です。
葬儀保険といっても保険金の使い方は自由なので、葬儀費用のためだけではなく、残された家族の生活費・遺品整理・お墓の購入など、そのほかの目的で加入する方もいます。
葬儀保険も、大手の生命保険などと同じように民間の保険会社や少額短期保険業者から数多く販売されています。医師の診断書などを提出する必要がない場合が多く、80代以降の高齢者でも加入できるため、保険の加入を諦めていたという方にとっても有効な選択肢です。
葬儀保険は、通常の死亡保険と同様、被保険者が死亡したときに保険金が支払われます。契約者は、月々の保険料を支払い、もしものときに備えることができるため、お葬式の費用を確保したいという方には、ぴったりの保険であり、生命保険などと比べて保険料も抑えたタイプのため、加入しやすくなっています。
保険金の受取人には家族を指名できますので、死亡後に口座が凍結され、引き出せなくなるという問題も起こりません。速やかな支払いを期待できるため、葬儀費用の支払いを無理なく行えます。保険金の受取人は、保険会社により範囲が異なりますが、一般的には2親等以内が多いようです。
少額短期保険会社とは
少額短期保険会社は、生命保険会社、損害保険会社に続いて誕生した第三の保険会社です。
昔は、人生の大きな買い物は、家・自動車・生命保険でしたが、時代の流れで様々なものがリーズナブルになり、保険も変化が求められました。そこで誕生したのが、少額短期保険です。「ミニ保険」とは、まさに時代の流れに沿ったコンビニみたいな保険なのです。
保険金額が「少額」で、保険期間が「短期」の保険商品しか取り扱えませんが、その分リーズナブルでシンプルな保険商品をご用意しています。損害保険と生命保険の双方を取り扱えるのも特長の1つです。
注目されている
少額短期保険/ミニ保険
保険金額が「少額」で、保険期間が「短期」の少額短期保険(ミニ保険)は、リーズナブルでシンプル。一般の生命保険や損害保険と比較すると、お手ごろで加入しやすいのが特徴です。
葬儀にかかる費用の相場はどのくらい?
規模によって額は異なりますが、お葬式では会場代、お布施など宗教家に支払うお金、火葬費用とさまざまなお金がかかります。突然不幸が起こったら、家族はこうしたお金をどのように工面するかと悩んでしまうかもしれません。
家族の負担を減らすために、ご自身でできる備えは何であるか、ぜひ考えてみてくださいね。
財団法人日本消費者協会「第11回葬儀についてのアンケート調査」によると、葬儀費用の平均は約196万円だそうですが、これは、あくまで平均値。宗派やお葬式の規模、葬儀の形式などによっても費用は変わってくるため、参考程度にとどめておくと良いでしょう。
葬儀費用の内訳
- 通夜・告別式などの葬儀費用(祭壇・お棺など)
- 通夜振る舞いや精進落としなどの葬儀飲食接待費用
- 寺院。神社・教会への費用
- 香典返し
それ以外にも、
- 相続費用
- お墓・仏壇の購入費
- 四十九日法要
- 入院費の清算
など、葬儀や終活に係る費用は葬儀だけではなかったりもします。