公的保険と私的保険　【公的保険編】
みなさま、こんにちは！
みなさまは、保険に加入していますか？
この質問には、ほとんどの方が
「はい」と答えると思います。
でも、ここでいう「保険」とは、
どのような保険だと思いますか？
保険は２つに分けられる
実は、保険は、大きく分けて
「公的保険」と「私的保険」に
分けられます。
先ほどの質問の「保険」は、
たぶん「私的保険」の方だと思われます。
私的保険？
公的保険？
聞きなれない言葉ですが、
この違いは何でしょう？
今日は、そんなお話です。

公的保険とは？

保険は２つに分けられることが
わかりましたので、次は、
それぞれを見ていきましょう！
公的保険とは、国または
地方公共団体など法律で定められた機関が
公的な政策を実現するための手段として行う
保険のことをいいます。
この公的保険は「社会保険」が中心になります。

公的保険は社会保険のこと

社会保険と聞くと、理解できますね！
それでは次に、社会保険を
もう少し詳しく見ていきましょう！

社会保険の種類は？

社会保険は、保険に加入している
多くの人々が保険料を拠出し、
損失を被った人に、一定の給付を
行うという保険技術を利用して、
死亡・疾病・ケガ・失業・老齢などに対し、
一定の給付を行い、所得または医療を
保障する制度です。
社会保険の種類は、つぎのものがあります。
① 年金
国民年金・厚生年金保険があります。
② 医療保険
国民健康保険・健康保険・
後期高齢者医療制度があります。
③ 介護保険
④ 雇用保険
⑤ 労働者災害補償保険
労災・政府労災保険と呼ばれます。
社会保険と一口に言っても
意外とたくさんの種類がありますね。

国民健康保険とは？

特に、国民健康保険や健康保険では、
療養の給付を受ける際に、
被保険者の年齢区分などにより、
医療費の1割から3割を
一部負担金として、自己負担をすることに
なっています。
私たちが、病院で支払う医療費は、
高いと感じたことはほとんどありませんが、
これは、この保険制度のおかげですね。

後期高齢者医療制度とは？

後期高齢者医療制度も、よく耳にする
保険制度です。
その内容を調べてみました！
後期高齢者医療制度は、
高齢者の医療費を安定的に
支えるため、現役世代と高齢者が
その負担能力に応じて公平に負担することを
目的として、2008年に創設された制度です。
保険給付は、国民健康保険と同じです。

後期高齢者医療制度の対象者は？

後期高齢者医療制度の対象になるのは、
以下の方々です。
●75歳以上の人
しかし、75歳以下でも、
寝たきりなど、一定の障がい状態にある場合は、
65歳以上の人も対象になるそうです。
後期高齢者医療制度を利用する場合には、
医療費の1割を自己負担することに
なっています。
しかし、現役並みの所得がある場合は
3割の負担になるそうです。

介護保険も社会保険

介護保険では、65歳以上の人が
要介護・要支援状態になったとき、
要介護・要支援状態に応じて、
各種の保険給付が行われます。
対象者は、通常65歳以上とのことですが、
40歳以上65歳未満の人で、
初老の認知症・脳血管疾患・末期がん
などの疾病がある場合は、
要介護・要支援の状態に応じて
給付が行われるそうです。

雇用保険も社会保険

会社勤めのときには、
雇用保険に加入します。
雇用保険を確かに払っていたけど、
どんな時に使われるのでしょうか？
雇用保険は、労働者が失業した場合、
一定期間基本手当などを支給する
ものです。

社会保険には、年金・国民健康保険・
健康保険・介護保険・雇用保険・
労災など、様々な種類があり、
私たちの生活を支えてくれています。

今回は、社会保険について
お話しました。
次回は、私的保険についてお話します！

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