保険選びに迷ったら
就職、結婚、出産、定年など、ライフステージによって生命保険(死亡保険)の選び方は変わってきます。
ここでは、20代・30代・40代・50代以降の4つに分けて、それぞれのライフステージに合わせた選び方をご説明します。
20代の場合
大きなイベント
進学・就職・独立・引っ越し
考えられるリスク
交通事故や日常生活でのケガのリスク

20代は、今までの環境が大きく変わる時期です。高校や大学を卒業し、いよいよ社会人としてのスタートです。入社をきっかけにひとり暮らしを始める場合も多いでしょう。不安や戸惑いもありつつも、一歩一歩前に進む時期です。若いうちは保険は必要ないと思われがちですが、実際は、事故・病気などのリスクが存在します。しかし、シニア世代と比較すると、人生のリスクは低くなるため、医療保険と死亡保険の保険料は抑えることができます。
20代の方であれば、就職してからの年数も短く、収入や貯蓄の少ない方が多いかもしれません。
そのため、収入に対する保険料の負担がないよう、死亡保険や医療保険は、必要な保障を見極めて選びましょう。独身であれば大きな死亡保障は必要ないかもしれませんが、突然の病気やケガに備えて医療保険を重視すると安心です。独身であっても両親など同居家族の生活を支えているのであれば、ご自身が万が一亡くなった際の備えとして、死亡保険も検討しておくとよいでしょう。
30代の場合
大きなイベント
結婚・出産・マイホーム購入・転勤
考えられるリスク
病気・交通事故や日常生活でのケガのリスク

30代の方の場合は、結婚・出産といった家族構成の変化がおきやすい時期です。同時に30代以降も独身生活を続ける方など、さまざまなライフステージの方がいる年代でもあります。社会的な変化としては、20代の頃よりも仕事に慣れ、収入も多くなっている人が多いでしょう。家族構成や社会的立場の変化にともない、マイホームや自動車などの大きな買い物を考える方も多く、それに伴い保険の加入状況を見直したりする時期になります。
30代からは、保険金の受け取り額は十分であるか、保障内容に満足できるかを考え、家族構成やローンの有無などにあわせて保険を選びましょう。家族が増えるのであれば、独身時代とは異なります。ご自身の医療費だけでなく、もしものときに、今後の家族の生活を踏まえた保険選びが必要です。
家族みんなで入れる
万が一死亡
30代なら月々220円で、100万円の死亡保障。もしもの時に家族に残せる死亡保険です。用途に合わせてプランを選べます。病気・感染症・事故・老衰など安心の同額保障。
保障内容
40代の場合
大きなイベント
結婚・出産・健康管理
考えられるリスク
生活資金のリスク・病気のリスク・ケガのリスク

40代になると、子どものいる家庭であれば教育資金の負担も増える時期でしょう。また、30代に続き40代でも結婚・出産を経験する方や、その後も独身を選択する方もいます。子どものいる家庭ならば、今後必要となる教育資金を考えると共にもしものときに、家族の生活を踏まえた保険選びが必要です。そして40代は、加齢による病気リスクも上がる年代です。20代・30代の頃に加入した保険では、保障内容が不十分かもしれませんので、子どもの有無にかかわらず、医療保険やがん保険への加入の状況を見直し、医療費への備えが十分であるかも考えて保険を選びましょう。
40代は、子供の年齢も低く、自身にもしもの事が起きたとき、家族が経済的な問題に直面する場合もあります。家族が安心して暮らせるよう、保険を上手に活用しましょう。
家族みんなで入れる
万が一死亡
お子さまから、おじいちゃん・おばあちゃんまで家族みんなで入れる、人生100年時代のための死亡保険。用途に合わせてプランを選べます。病気・感染症・事故・老衰など安心の同額保障。
保障内容
50代以降の場合
大きなイベント
退職・終活準備・貯蓄・親の介護
考えられるリスク
死亡のリスク・生活資金のリスク・病気のリスク

50代以降になると、老後の資金が気になる時期です。また、自分だけでなく高齢になった親の健康状態も気になる年代です。自身の老後の課題だけでなく、親の事も考えながらの生活期間が多くなり、人生の中で一番大変なときかもしれません。老々介護という言葉をご存じでしょうか。老々介護とは、65歳以上の人が65歳以上の親などを介護することをいいます。人生100年時代となった今、老々介護が現実となる場合も多いでしょう。老後の生活費について考えることも多くなりそうです。自身は何歳まで働くかを決めるなど、改めて人生設計をする時期でもあります。自身は何歳まで生きるのか、それは誰にもわかりません。そのため、人生の3大リスクに死亡が加えられています。
定年退職後の収入によって老後の収入は変化します。今後の予定を考え、無理なく支払える保険を選びましょう。子どもが独り立ちする時期が近づいている家庭であれば、死亡保障金が適切であるか確認することも重要です。
また、自身の死亡保障だけでなく、両親の保険の加入状況についても把握する必要があります。もしも、両親が死亡保障や入院保障に加入していない状況であれば、高齢者でも申込み可能な死亡保険や医療保険の検討をすすめることも大切です。死亡保険医療保険と共に加入する年齢の制限があるため、必要であれば早い時期から加入を検討しましょう。
終活アドバイザーからの一言
ライフスタイル、年代別にあわせた保険選びについてご説明しました。
保険は目に見えない存在ですが、いざというときにその効力を発揮します。
身近な方に何かあったときに、保険の存在の見直しをされた方が多くいらっしゃいます。
保険はご自身だけのことを考えがちですが、ケガをして入院・病気をして入院・万が一のことも起こるかもしれません。どのような場面でも必ずお金の問題が出てきます。人生にはあらゆるリスクがあります。その時に、困らないように備えておくことをお勧めいたします。