みなさま、こんにちは！
いざという時のために、
知っておくと安心な情報を
お届けします。
みなさまは、成年後見制度を
ご存じですか？
聞いたことあるけど、、、
詳しくはわからない、、、
この制度を知っておくと
将来、役に立つかもしれません。
今日は、そんなお話です。

成年後見制度とは？

成年後見制度は、法務省の管轄です。
認知症、知的障がい、精神障がいなどの理由で
判断能力が不十分な方々のための制度です。
判断能力が不十分な方々は、
不動産や預貯金などの財産管理が
難しかったり、
介護施設の契約や、その他の契約を
結ぶことが難しかったりする場合が
あります。このような判断能力が不十分な
方々を保護し、支援してくれるのが
成年後見制度です。

成年後見人に選ばれるのは誰？

成年後見人等は、本人のために
どのような保護が必要か？
どのような支援が必要か？
などの事情に応じて、家庭裁判所が
選任することになります。
本人の親族以外にも、
法律・福祉の専門家や、
その他の第三者や、
その他の法人が選ばれる場合も
あります。
また、成年後見人等は、
複数選ぶことも可能なのです。
いずれにしても、選任するのは、
家庭裁判所です。
そのため、特定の人が成年後見人等に
選ばれることを希望している場合でも
家庭裁判所の判断により
選ばれない場合もあるそうです。
希望に沿わない人が成年後見人等に
選任された場合は、不服を申し立てることが
できるのでしょうか？
これについて、調べてみました。
希望どおりの人が選任されなかったので、
変更してもらいたいという申し出は
できないようです。
それでは、次に役割についてお話します。

成年後見人等の役割は？

成年後見人等の役割は以下のとおりです。

• 本人の生活・医療・介護・福祉など、
  身の回りのことに目を配り、
  保護・支援する

• 不動産や預貯金の財産の管理をする
• 必要な福祉サービスや医療が
  受けられるようにする

以上が、主な役割のようです。
食事の世話や、実際の介護なども
行うのでしょうか？
これについても、調べてみました。
食事の世話や、介護は行わなくても
よいそうです。
一般的には、食事の世話や介護は
成年後見人等の職務ではないそうです。
次に、法定後見制度の事例を調べてみました。

法定後見制度の事例は？

事例のひとつを紹介します。
Bさんは、数年前に妻がなくなり、
その後は、一人暮らしをしていました。
Bさんは、数年前から、物忘れの症状が
出ていましたが、年齢のせいだろうと
あまり気にしていませんでした。
しかし、物忘れの症状は徐々に進んでしまいます。
たとえば、買い物に行っても、
何を買いに来たのか忘れてしまう。
銀行からお金を出金したのがいつだったか、
分からなくなってしまう。
本人が加入した生命保険の証券などが、
どこにあるのか分からなくなってしまう。
このようなことが頻繁に起こるように
なりました。
これを心配した長女が、
Bさんと同居することになりました。
Bさんは、住み慣れた土地を離れ、
長女が住む他県に引っ越ししました。
引っ越し後、一段落したところで、
長女は、次の問題に直面します。
長女は、Bさんが住んでいた家の事を
心配しました。
築数十年を経過し、老朽化も進んでいたのです。
長女は、Bさんは、この先、
元の家に戻ることはないだろうと考え、
自宅の土地・建物を売りたいと思いました。
そこで、長女は、この後見制度を利用しました。
家庭裁判所の審理を経て、
Bさんについての保佐(判断能力が
著しく不十分な方のための制度)が、
開始されることになりました。
長男が保佐人に選任されましたので、
長男は、不動産の処分についての
許可の審判をうけ、無事に売却の
手続きを進めることができました。
以上が、後見制度の事例です。
どうしてよいのか分からなくなった時、
このような制度があることを
知っていると、助かることが
ありそうです。

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