メンタルを整える漢方薬

みなさま、こんにちは。
毎日、忙しく動く中で
時々、気分が落ち込むなどの
心の不調に気付くことは
ありませんか？

このような時は
もしかすると漢方薬が
有効かもしれません。

今回は、心身を整える漢方薬の
お話しです。

最近では、20代の若者でも
心の不調に悩む人が
多くなっているようです。

メンタルの不調は
一日でも早く改善したいものです。
しかし、焦りは禁物！
なぜ、心身不調になるのか？
じっくりと自身と向き合い、
その原因をみつけることが
大切です。

心の不調

心の不調には、漢方薬の効果が
注目されています。
漢方薬と聞くと、
即効性がない
長く飲まないと効かない
煎じて飲むなど面倒
などという印象もあるかと
思いますが、最近では違っています。

症状に適した漢方薬と
飲み方により、劇的な効果も
報告されているようです。

それでは、漢方薬について
お伝えしていきます。

漢方薬は、植物や動物、そして
鉱物などの薬効となる部分を
組み合わせて、決められた割合で
調合したものをいいます。
薬効となる部分を生薬といいます。

漢方薬と聞くと、中国独自のものと
思うかもしれませんが、
現在使われている漢方薬は、
中国に起源があるものの、
なんと室町時代以降は、
日本の風土や環境の中で、
独自に発展してきているようです。

漢方薬が、日本の中で独自に
進化しているという事実は驚きですね。

この日本独自の漢方薬は、
中国の伝統医学とは、
区別されているそうです。

それでは、漢方薬の効果について
調べていきましょう。

漢方薬には、心の改善に
効果的なものも多い事は
良く知られています。
最近では、メンタルクリニックも
多く見かけるようになり、
患者数は増加していると思われます。

このメンタルクリニックで、
漢方薬が処方されることも
多くなってきたようです。

なんだかモヤモヤする…
どうして気持ちが落ちるの…
最近、調子が悪い…

このようにはっきりと病気と
判断できないような心の不調にも
漢方薬は有効とされています。

また、漢方薬は、
西洋医学の薬よりも
副作用が少ないようです。
この点も安心ですね。

それでは次に、漢方薬の考え方に
ついて調べていきましょう。

漢方医学では、
人間の体は、気・血・水。
この3つの要素から
成り立つと考え照れています。

この３つのバランスが
保たれていることが、
心と体が健康な状態であると
されているそうです。

心の不調は、この3つの中の
気に問題があるときにおこると
されています。

この「気」の問題は、
気虚(ききょ)・気滞(きたい)・
「気逆」(きぎゃく)という
３つの状態があると言われています。

重要なのは、この３つのどれに
当てはまるかによって、
使われる漢方薬が異なるという
ことです。

気虚の症状とは？

気虚とは、気の量が不足する
状態をいいます。

気力がない…
胃の調子が悪い…
けん怠感がある…
このような症状に
思い当たったら、気虚かも
しれません。

気滞の症状とは？

気滞とは、気の流れが滞る
状態をいいます。

胸が苦しい…
おなかが張る…
気分が不安定…
感情が不安定…
不眠…
このような症状に
思い当たったら、気滞かも
しれません。

気逆の症状とは？

気逆とは、本来なら、
上半身から下半身に流れる気が
逆流する状態をいいます。

のぼせる…
動悸…
急な頭痛…
下半身が冷える…
このような症状に
思い当たったら、気逆かも
しれません。

それでは次に、この３つの症状に
どの漢方薬が効くのかを
調べてみましょう。

気虚に効果的なのは、
滋養強壮効果がある人参を含む、
補中益気湯・十全大補湯・
六君子湯
これらが効果的とされています。

気滞の症状に有効なのは、
抑肝散・半夏厚朴湯などが
あります。

最後に気逆に効果的な漢方薬は、
桂枝加竜骨牡れい湯などが
あります。

症状ごとに細かく分かれているのは、
信頼性がありますね。

心と体

漢方薬には、心身一如という
考え方があるそうです。
つまり、心と体は繋がっていて、
お互いに強く影響し合うという
ことです。

漢方の問診は、

西洋医学の問診とは違います。
西洋医学では、主にお腹の中の
内臓の症状を診るために、
腹部の触診が行われますが、
漢方医学では、お腹を触り、
皮膚や筋肉の状態と痛みの有無を
聞き取り、気・血・水が
どのような状態にあるのかを
探るそうです。

これにより、ストレスによって
お腹が痛いなどの判断が
行われるそうです。

漢方薬には、複数の生薬が
配合されています。
このため、１つの薬でいろいろな
症状に対して効果が期待できる
そうです。

たとえば、抑肝散陳皮半夏
(よくかんさんちんぴはんげ)という
漢方薬は、イライラを抑える他に、
胃腸の働きを整える効果も
あるそうです。

私たちの体には、時々不調が
現れますが、その部分には
個人差があります。
ストレスを受ける人もいれば、
不眠になる人もいるのです。

漢方薬は、人間が本来もっている
自然治癒力を高めて、つらい症状を
改善してくれる頼もしい存在です。

漢方薬には、病院で処方する
処方薬の他に、薬局でも取扱いが
ありますが、処方薬の方が
効果が強いと感じる人が多いようです。

また、漢方薬は、自分の症状に
合ったものを使うことが重要ですので、
薬局で購入するときには、
薬剤師に相談してみましょう。

今回は、漢方薬のお話しでした。

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